開業を決めた時から決めていたことがあります。
新しい年を迎えたら患者様方にお年賀に心ばかりの贈り物をしようと。
パリの有名なデパート、ボン・マルシェの隣に奇跡のメダイユ教会という小さな教会があります。1830年、ある修道女がマリア様から「人々のために心を込めてメダルを作りなさい」というお告げを受け、メダルを作り人々に配ったところコレラの流行が収束したというエピソードが残されているそうで、今でもメダルを販売しているのです。
メダルを手にすると幸福になる、ということで訪れる人が後を断たない聖地のような場所になっています。ルルドの泉みたいなお話ですね。
詳しくはこちらを参考にして下さい。
私は独立を決めた頃友人からこの教会の事を教えてもらい、メダルを身に付けるようになりました。私が幸せになったか?というとどうでしょう、、、このメダルに助けられてこの一年を過ごしたなという思いはあります。
私はクリスチャンではありませんし、奇跡とか、神頼みとかを期待してメダルを手にしたわけではありません。
自分が何か新たな行動を起こす時、無謀なものではないにしろリスクを伴うものだとすれば不安や恐怖を感じないわけにはいきません。私も開業にあたっては大きなリスクも背負うことになるため、慎重なばかりでは先に進めないため思いきって前進するエネルギーが必要でした。自分の思う方向が正しいと信じる心の力も必要でした。不安でしたが多くの方々にお世話になり、良い出会いもあり順調に進むことが出来ました。感謝の気持ちを伝えたい時にメダルをプレゼントさせていただきました。そして私自身もメダルにありがとうと言いながら日々過ごしています。
メダルがなくても感謝の気持ちは伝えられるし、自分の心も優しく豊かになることはできると思います。私の場合、メダルに触れ祈る行為がきっかけをくれたのかなと思っています。そして感謝の気持ちで満たされている時、私は幸せを感じるのです。
そんなわけでやはりメダルは幸せをくれた!と思っています。
話が長くなりましたが、お年賀に奇跡のメダイユ教会のメダルをご用意いたしました。皆様にも幸福が訪れますように!
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