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お通じ・食物繊維いろいろ

お通じシリーズ3です。更新がなかなかできずにすみません。

その1序章はこちら

その2健康なお通じって?はこちら

今回は食物繊維についてです。前回、便は消化できない食べ物の固まりでできていて、その固まりの元が食物繊維で便の量は食物繊維に左右されるという話をしました。今や便秘には食物繊維が大事、そのために野菜を食べましょうというのは常識になりました。では、どれくらい摂ったらいいのでしょうか。

食物繊維摂取目標量は一日20〜25グラム、です。

具体的にはレタス5個分だそうです。これを多いと思うかそうでもないと思うか、、。確かにレタス5個を毎日は食べられません。いくら食物繊維が豊富だからと言って海藻やきのこばかり摂ったら栄養が偏ってしまいます。何事にもバランスが大切です。では、その食物繊維を種類別にみてみましょう。

*不溶性食物繊維

水に溶けない性質を持った食物繊維で、植物の細胞劇を構成している物質が中心です。水分を吸収して膨れる性質を持っています。便のかさを増やして腸壁を刺激して蠕動運動を盛んにして便として排出しやすくする働きがあります。

セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどの種類があり、穀類、豆類、芋類、きのこ類に多く含まれています。

*水溶性食物繊維

水に溶け水分を吸収してゲル状になり、人に好ましくない有害物質を取り込み、便として排泄を促します。コレステロールの吸収を抑制したり、糖の吸収を緩やかにし血糖値の上がり下がりを緩やかにしたりする生理作用もあります。

水溶性ペクチンコンドロイチン、マンナン、フコイダンなどの種類があり、果実、海藻、根菜類、やまいも、納豆等に多く含まれています。

お通じの話題、まだ続きます。次回は便秘のタイプのお話です。

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